水彩筆
コリンスキーセーブル毛はナイロン毛よりかなり高価ですがお勧めします。初心者は初めからコリンスキーセーブルの筆を使う方がいいです。塗り方や描き方がわからないうちに悪い筆を使うと色をのばせなかったり細かい線が描けなかったりと、挫折する事がよくあります。
ウィンザーアンドニュートン(Winsor & Newton、英国)の筆はボタニカルアートをする人にはよく知られています。ビクトリア女王の命で作られた英国王室御用達の歴史ある水彩筆です。ウィンザーアンドニュートンのシリーズ7は水の含みがよく滑らかに描きやすいです。先端が細く細かいボタニカルアートの表現にとても適している反面、絵の具をより含まないと毛先が割れやすいところもあります。
私はダ ヴィンチ(da Vinci、ドイツ)の筆を愛用しています。ダヴィンチは日本ではあまりポピュラーではありませんが毛量があり毛束がまとまりやすくコシが強い印象です。
・シリーズ35は穂先が細く精密表現がしやすい。
・シリーズ10は使いやすいラウンド型。
・シリーズ11は中央が太く水含みがいい。
それぞれ好みですが、私は主にシリーズ11を使っています。
ターレンス(オランダ)のレンブラント、シリーズ110はコリンスキーセーブル毛の中で値段も手頃でオールマイティに使いやすい。初心者にもお勧めです。
初めはいずれかの筆のNo.0、1、2(数字は筆の太さ)を揃えましょう。慣れてきたらNo.00、3も増やしましょう。
平筆のNo.2か3の毛の短い腰のある筆、ナイロン毛でもいいので1本持っておくといいと思います。他にナイロン筆は安価で、色を溶く時にあると便利です。ターレンスのヴァンゴッホ ビジュアル筆 6本入りセットは、色を溶いたり、色を抜いたりする時に使う補助的な筆として、用意しておくといいでしょう。
ダ ヴィンチ マエストロ da Vinci MAESTRO
ウィンザー&ニュートン Winsor&Newton
ターレンス Talens
ホルベイン HOLBEIN